雨乞い祭り

  

 
 イサーンでは毎年雨季入りの5月から7月にかけて各地で雨乞いの儀式を行なう。五穀豊穣
を願うのはどこの国でも同じだ、長い乾季が終わり雨季を迎えるこの時期にここの人達は農作
業の準備に入る、しかし田畑に必要な水は天まかせなのだ、雨が降らなければ農作業を始め
ることはできない。

 ここイサーンでは雨の神でもある大空の竜神様に手製のロケットを打ち上げ雨乞いをする、
それがブンバンファイだ、そして収穫の後には水神に感謝する儀式もしてきた、それがボートレ
ースとして今も残っている。

                    

 このブンバンファイをロケット祭りとして有名にしたのがヤソトーンだ、巨大で華麗な山車にイ
サーンの踊りと楽隊が華を添えて観るものを圧倒する、しかし昔からの素朴な雨乞いも味わい
がある、村人が鐘や瓶を打ち鳴らし、時には奇声を挙げながら田んぼの畦道を練り歩き大空
の竜神様に雨乞いをするのだ。

    

 またイサーンでは猫が雨を呼ぶ動物として信じられてきた、竹製の檻(篭)に猫を入れこれを
担いで村中を練り歩く、人々はこれに水をかけ雨乞いをする、イサーンの猫は雨を呼ぶ招き猫
でもある。


雨乞い祭り(ブンバンファイ)

雨乞いロケットの発射風景、簡単な木枠の発射台から打ち上げるのだがまるで本物と同じだ。
白煙を残して大空に吸い込まれていくロケット、これが驚くほどの高度まで達する。
飛ぶロケットを見上げる人達、状況はスピーカで放送され歓声があがる、なにせ飛行時間が賭けにもなっているのだから。
こちらは村のブンバイファイ、作ったロケットを発射台に運ぶところ。
打ち上げ前のセレモニー。この様なパレードが華を添えるのだ。
こういう行事には欠かせないイサーンの楽隊、普段の仕事はほどほどでもこういう時は頑張るのだ。
雨乞いにはこういうのも登場する、巨大な男性のシンボルの模型だ、先端から水が出るように子供が後ろでポンプを持っている。
村人が手作りの人形を作って参加するのもこの祭りの特徴だ、これは看護婦さんが作った害虫除けの人形。
暴れ馬?、これは日本にもいるような..。
イサーンの美男美女も参加、みんなで祭りを楽しむのだ。
ルーイ県ダンサイ村のピーターコン、ここではお化け(ピー)を雨乞い祭りに登場させて独自色を出した。





収穫の時期を迎えた村の田んぼ、ここは雨乞いのご利益があったようだ。





 こちらは収穫前に大雨が降り水没した田んぼ、こういう事もめずらしいことではない竜神様も
気まぐれなのか。その田んぼで投網で魚とりををする親子。
                                        


 

                                
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